生活に関する書籍「年収90万円でハッピーライフ」

大原扁理さんの「年収90万円でハッピーライフ」という書籍を読んだので、感想です。世の中の「普通」や「常識」というフィルターを外してみて、「自分に合った生活をする」という観点で、自分の気持ちや考えに、改めて向き合ってみるのに、とてもいい本だと思う。
目次
年収90万円で楽しく暮らすためのマニュアル本ではない
節約本やミニマルな生活のための本でもない。一方で、望ましいキャリアを歩むためとか、幸せな人生を歩むためのビジネス書や自己啓発書とも違う。多数の人の普通の生活とは違う、自分に合った生活を続けてきた30歳の青年のリアルな生活や体験。そして、その生活に至っている考えや心模様を、特別なものでもなく、そのまま書いているような。私には、そう感じる書籍でした。
世の中の普通や常識、会社や仕事の当たり前。私たち自身が、そう思ってしまっていて意識しないこと、気にしないこと。もしくは、気にしないふりをしているかもしれないこと。著者は、そういうことに疑問をもったり、そもそも常識と思っていなかったりしているようなエピソードがたくさん散りばめられています。
普通に思っていることは普通ではない
週5日間働くこと。普通のようだけれど、誰が決めた普通でもない。多くの人が週5日で働いているし、それが会社のルールだとか、日本の常識だとか、会社員ってそういうものだ、と思っているだけ。確かに「普通」ではない。「週5日働く」という1つの事象であり、1つの選択肢でしかない。
居酒屋でバイトをして「裏の倉庫からビールを持ってこい」と言われて、1本だけ持ってきたら怒られた。普通は1ケース持ってくるだろ、と私も思ってしまった。でも「普通」ではないんだよね。学校で習ったわけでもなく、マニュアルに書かれているわけでなく。
こんな風に「普通」や「常識」とされていることは、世の中にたくさんあって、私もそうだが、それを「普通」や「常識」と思ってしまうところがある。それを「普通」や「常識」と感じないことは、ある意味で才能かもしれない。少なくとも、著者がもつ特性だろう。
いつもと違う視点で考えさせてくれるコーチングのような本
この書籍を読んで、トレーニングをしたら、私自身が、普通や常識と思わないようになるわけではない。そうなるためのトレーニング本でもない。でも、この書籍を読むことで、「普通でも常識でもないとしたら」という視点で、意識をすることができる。
ちょっとコーチングに似ている気がする。いつもの自分の視点だけでモノゴトを捉えたり考えたりしてしまいがちだけれど、コーチと会話することで、いつもの自分の視点とは違う切り口や視点で、モノゴトを見てみることができる。
例えば「週5日で働くという考えを取り除いて転職を考えよう」っていう発想って、普段からしていないと、なかなか出てこない視点だと思う。
ちょっと変わった人の生活本として、楽しみながら読む
働くこと、生きること、生活すること、お金を稼いだり使うこと、仕事をすること・しないこと、節約すること、どこで暮らすかということ。こんなことを、いつもの自分の視点と違う視点を持つのに、とてもいい書籍なんじゃないかなと思っている。
この本から何か学べるに違いない、というような期待を持って読むというより、読み物として楽しみながら、いつもの自分の視点とちょっと変えて、生活や働くことを考えるきっかけにしよう、くらいの気持ちで読むと、とてもいいんじゃないかなと感じます。
内容としては、大原さんのリアルな衣食住の話もある。お金や仕事のこと、年金や老後どうするつもりか、みたいなことも書かれている。その考えや頭の中についても書かれている。そして、世の中の多くの人たちとは違った生き方をしている人の生活だから、読み物として面白い。
結論。一度「常識」を横に置いた上で、生活を考えるのにおすすめの1冊
世の中の「普通」に囚われず、「自分に合った生活をする」という観点で、自分の気持ちや考えに、改めて向き合ってみるのに、とてもいい本だと思います。






